美肌を育てるには、毎日のスキンケアや紫外線対策など、肌の表面からのケアだけでなく、
睡眠、食事、運動などによる体の内側からのケアも必要です。
肌と体の健康状態は深いつながりがあり、
健康的な体が美肌を育てるという関係にあります。
また、女性らしさを作ったり、コラーゲンを生成に大きく関わる女性ホルモンのエストロゲンは、
20歳代前半をピークに、年齢とともに徐々に減少してしまいますが、
不健康で不規則な生活習慣は、その減少を加速させることになります。
なので、良質な睡眠、栄養バランスのよい食事、適度な運動、ストレスを溜めない、
禁煙などを意識した健康的で規則正しい生活習慣がとても大切になります。
その中でも、睡眠は、成長ホルモンの分泌に大きくかかわっています。
成長ホルモンは“若さのホルモン”とも呼ばれて、10歳代後半がピークで、
その後、徐々に減少していきますが、ある程度の分泌は保たれます。
この成長ホルモンは、筋肉や骨を発達させ、新陳代謝を活発にするなど、
体のさまざまなところで重要な働きをしていますが、
肌に関わる大きな役割としては、ターンオーバーを促すという働きです。
そして、成長ホルモンは、睡眠に入って、最初の約3時間以内で最も多く分泌されます。
特に、夜10時から深夜2時の間は“肌のゴールデンタイム”といわれて、
この時間帯に良質な睡眠を取ることができれば成長ホルモンが多量に分泌され、
肌の細胞分裂が活発に行われ、日中にダメージを受けた肌は修復されます。
夜更かしをして寝不足状態の翌朝は、肌が荒れていたり、くすんでいることがよくありますが、
これは寝不足によって肌の修復作業がうまく行われなかった理由によるものです。
なので、肌のゴールデンタイムに良質な睡眠を取るということがポイントになりますが、
では、良質な睡眠とは、一体どんな睡眠なのでしょうか?
睡眠は、脳までしっかり休息状態に入っているノンレム睡眠と
体は休んでいても脳はまだ眠りに入っていないレム睡眠の2種類に分かれ、
この二つの睡眠は、約90分ごと交互に繰り返し、
最初、眠りに入った時はノンレム睡眠になります。
そして、最初のノンレム睡眠で、深くぐっすりと熟睡できれば良質な睡眠となり、
成長ホルモンの分泌も活発化します。
また、良質な睡眠とは、あくまでも睡眠時間ではなく、
最初の90分でどれだけ熟睡できたかが重要で、
実際に、10時間近く寝てもスッキリしないこともあれば、
逆に、3、4時間程度でも満足感が得られる睡眠があります。
睡眠時間は人によって個人差がありますが、
フランス皇帝のナポレオンや発明王のエジソンは、短時間睡眠者であったといわれています。
ようするに、いかに最初のノンレム睡眠で熟睡できるかが重要で
「時間」より「質」というわけです。