肌の弾力を与えるコラーゲンが劣化したり、減少すると、
肌のハリや弾力が失われ、どうしても実際の年齢よりも老けて見えるようになります。
こうした老け顔の原因は、
肌内部の真皮という部分に存在するコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などの
美肌成分が影響していますが、
表皮という部分に存在するセラミドという成分も老け顔に大きくかかわっています。
肌の表面に位置する表皮は、
下から基底層、有棘層、顆粒層、角質層の4つの層に分かれていますが、
その中の角質層は、
ターンオーバーによって押し上げられた薄い角質細胞で構成されています。
この角質細胞は、核がなく、すでに死んでいる細胞の集まりですが、
肌に必要な水分を保ち、外部からの細菌やウイルス、紫外線などの浸入を
防ぐ働きをするシステムのバリヤ機能を形成しています。
バリヤ機能は、僅か0.02ミリほどの非常に薄い角質層という膜の中で、
死んだ角質細胞が約20層ほどレンガ状に積み重なってできています。
そして、このレンガ状に積み重なっている角質細胞をつなぎ留めて、
強固な壁を作り、肌を守る重要な役割を担っているのが、
角質細胞間脂質のセラミドという成分です。
角質細胞間脂質は、
ターンオーバーの最終段階で角質細胞が死ぬ瞬間に細胞外へ放出されて作られますが、
その中でセラミドは約40%を占め、
残りの60%は、スフィンゴ脂質や遊離脂肪酸などが含まれます。
さらに、天然保湿因子(NMF)という成分と皮脂膜が
水分保持の強力な手助けとなっています。
天然保湿因子(NMF)は、アミノ酸や尿素などを主要成分とし、
角質層で水分を大量に抱え込む特徴があり、
皮脂膜は、皮脂腺から出る皮脂と汗腺から出る汗が混じったもので、
肌の表面を保湿クリームのように覆って、水分の蒸発を防ぎます。
こうしたシステムによって、
肌の角質層に約20~30%の水分が保たれていれば、
健康的で潤った肌といえますが、
これよりも水分量が減った状態になると乾燥肌ということになります。
しかし、セラミドや天然保湿因子(NMF)、皮脂は、
年齢を重ねるとともに作りだされる量は減少し、バリヤ機能が低下して、
角質層の水分を維持できなくなってしまいます。
また、日焼け、睡眠不足、ストレス、間違ったスキンケアなどからも低下してしまいます。
乾燥肌は、カサカサしてシワも目立つようになり、
実年齢よりも老けて見えてしまい、さまざまな肌トラブルも招くようになります。
不足しがちなセラミドを補う保湿ケアで、バリヤ機能を高めて美肌を維持しましょう!